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いまさら人には聞けない「短時間正社員制度」についておさらいしてみましょう!
短時間正社員は、フルタイム正社員と比べて1週間の所定労働時間又は所定労働日数が短い正社員のことを指します。
条件としては、
①労働期間の定めがないこと(無期労働契約を締結している)
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金などの算定方法などが同種の正社員と同等であること
が挙げられます。
給与は、フルタイム正社員の給与を基にして、働く時間の割合で設定することになります。
例えば、
正社員の労働条件が、
所定労働時間・・・40時間/週
給与・・・・・・・月給50万円
で、かつ短時間正社員の所定労働時間を8割に抑える場合、
短時間正社員の労働条件は……
所定労働時間・・・40時間×0.8=32時間
給与・・・・・・・50万×0.8=40万円えば、
ということになります。
短時間正社員制度が生み出された背景には、主婦業や子育てで時間に制約のある人が正社員として活躍できるようにという目的があるります(他にも、「企業が意欲・能力の高い人材を確保できるように」など、様々な目的が存在します)。
そのため、例えば次のような場合は短時間正社員には向いていませんし、助成金の対象にもなりません。
①対象の人が正社員としての責任を持ちたがらない
②本人が残業を望んでいる(短時間にする意味がなくなってしまいます)
短時間正社員は、所定労働時間以外は正社員と変わらないと考えればわかりやすいかと思います。
(2016/08/17)